クリスマス?イヴの夜、すずは相棒リュウの為にケーキを盜み、販売員に捕まってしまう。人々の嘲りと同情の視線の中、すずを助けたのは、サーカスの団長?磯貝であった。しかし彼は、身寄りのない子供たちを安く買っては、団員としてこき使っている悪黨で、すずもまたそのサーカス小屋に連れて行かれるのだった。ところが、その小屋にはすずの意地悪な叔母?京子と、その娘?真弓がいた。真弓たちのいじめに遭うすず。しかし、そんな彼女に優(yōu)しく接する少女がいた。その少女の名は恵。実の兄のように慕っている稔という青年と共に、サーカスの花形である空中ブランコ乗りとして活躍している少女だ。だが、恵は生れつき心臓が弱く、練習(xí)中に倒れてしまう。そんな彼女を見て稔とすずは、稔の実の父親であるらしい、県會(huì)議員の南條に恵の手術(shù)代を借りに彼の元を訪れるが、けんもほろろに取り合ってもくれなかった。そこで、醫(yī)師?黒崎に頼むことを思いついたすずは、彼の病院へリュウを走らせ、自分は恵の代わりを務(wù)めようと、稔の指導(dǎo)の下、空中ブランコの練習(xí)に勵(lì)むのだった。「いそがいサーカス」の公演初日、リュウに案內(nèi)されてやって來た黒崎によって恵の応急手術(shù)が行われた。恵は一命をとりとめ、すずも空中ブランコを成功させる。しかし、中央政界への進(jìn)出をもくろんでいる南條にとって、自分の過去の汚點(diǎn)となる稔と恵は邪魔な存在。そこで、恵が入院した病院の醫(yī)師を買収して、恵を殺害した南條は、続いて稔とすずをサーカスのテントごと、事故にみせかけて焼死させようと火を放つ。だがその時(shí)、稔が昔愛した女との間に出來た子であることを知った南條は、稔を救おうとして自らの命を落としてしまう。その後、稔は別のサーカスに入団し、すずはまたリュウと共に孤獨(dú)な生活に帰っていくのだった。